美しさに酔いしれ、
溜め息をついた。
きっと時間は、
この感動を何のためらいも無く
どこか遠くへ連れ去ってしまうだろう。
どうしたものか。
一つ方法がある。
私は棚に重なる本や、散らばった貝殻をかきわけて
奥の方から埃のかぶった小さなガラスの瓶をとりだした。
私はそっと瓶の蓋をあけ、
その記憶に、窓からそそぐ光をそえて
溜め息とともに中へ吹き込んだ。
逃げ出さないように
蓋を閉め、また、棚に戻した。
思い出したければ
瓶を開け、
光とともに溢れ出る
記憶の香りをかげばいい。
これでいつでも、
好きなときに、
また夢の世界に戻れるのだ。
心配はいらない。
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まあ映画やってるうちは、
もう一度映画館に観に行こって
また酔いしれよ。
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